REPORT
仙台スタートアップスタジオ×コーヒーハウスインパクト起業家支援講演会
開催日 2025年2月13日
2月13日(木) アーバンネット仙台中央ビル1階 イノベーションスペースにおいて、仙台市と一般社団法人コーヒーハウスジャパンの共催で、起業家の育成・支援、起業家が起業家を育てるエコシステムの構築を目指して、起業家支援講演会を開催しました。
2月3日(月)から始まった仙台市内を中心に、スタートアップに関するイベントを多発的に開催するスタートアップ週間「SENDAI for Startups! 2025」のトリとも言えるイベント。
「地方から生まれるオープンイノベーション」をテーマに、株式会社ゼロワンブースター会長 鈴木規文氏による講演と、宮城大学准教授佐々木秀之氏と鈴木規文氏の対談を実施しました。

第一部の鈴木規文氏による講演では、「地域におけるイノベーション創出は既存企業をどう巻き込むか」をテーマに、全国の都道府県ごとの売上上位の企業成り立ちを引き合いに、オープンイノベーションの重要性と、それらを促進するために必然的に偶発的な要素を受け入れる柔軟性が大事であるとお話しを頂きました。
特に、
「イノベーションが起こって、新しい事業が起こることが偶発性」
「イノベーションは、合理的に判断できないところに存在している。賛成する人がほとんどいないことにこそ価値が存在している」
という言葉が印象的でした。
企業家へ社会関係資本を提供する側(既存企業や自治体)の柔軟性や、資本資源へのアクセスが開かれた状態であることが過去の事例からも大事なポイントであるとお話しがあり、参加者の皆さんも、深く頷きながら聞き入っておりました。

第二部では「スピンオフ・カーブアウトの可能性を語ろう」をテーマに、佐々木秀之氏と鈴木規文氏の対談を実施。
参加者からの質問を受け付けながら、
・日本のスタートアップ環境の歴史的背景と現状
・国内ブランドや信用力といった豊富な資源を保有していながら活用できていない現状
・ベンチャークライアントの仕組み
・スピンアウトや外部連携
・地域全体での活動がスタートアップ成功に寄与する
などなど、沢山の話題を参加者と交流をしながら熱く語って頂きました。
「SENDAI for Startups! 2025」はお蔭様をもちまして、閉幕となりましたが、仙台スタートアップスタジオとして、今後も定期的にイベントを開催していきます。
次回イベントも是非ご注目下さい。
ー次回予告ー
