REPORT
アドバイザリーボードトークセッション vol.1〜多角化戦略と経営者マインド〜
開催日 2025年1月20日
仙台スタートアップスタジオでは、スタートアップに関連する様々なテーマで、様々なゲストをお招きするセミナーとネットワーキングを組み合わせたイベント「INNOVATOR’S MEETUP」を始めとした、様々なイベントを随時開催しております。
今回は、「アドバイザリーボードトークセッション」の第一回目として、仙台スタートアップスタジオのアドバイザリーボードメンバー3名をゲストにお招きし、「多角化戦略と経営者マインド」というテーマでのトークセッションを行いました。
【登壇者プロフィール】

橋浦 隆一 氏
今野印刷株式会社 代表取締役社長
仙台市出身。大学卒業後生命保険会社研究所に入所。1999年、仙台を地盤に115年続く老舗の印刷会社、今野印刷株式会社に入社、2000年代表取締役社長に就任。「変わらないのは変わり続ける姿勢」を行動指針とし、紙とデジタルの融合を図るべく社内のネット事業部を分離独立させ、子会社「K-SOCKET」を設立。映像やWEB、システム、データベースを用いたマーケティングなど事業のDX化や、地元のスタートアップ育成やオープンイノベーションの推進など、次々と新しい取り組みに挑戦している。

青木 聡志 氏
株式会社ハミングバードインターナショナル 代表取締役社長
1975年宮城県仙台市生まれ。アメリカ留学を経て、1998年に帰国し、1980年に仙台で初めて誕生したパスタ専門店「ハミングバード」に入社。当時代表取締役だった父と共に事業を拡大。2015年に現職。「ハミングバード」のほか、「ラーメン☆ビリー」「炙屋十兵衛」など新業態の店舗も積極的に立ち上げ、現在6業態 10ブランド 27店舗を展開。壮絶な創業期を経験し、社員数名から400名超(パート/アルバイト含む)に成長させ、フランチャイズ化を継続。社員教育に注力し、仙台を中心に東北の人材育成・起業家育成にも貢献する。

竹川 隆司 氏 (モデレーター)
一般社団法人IMPACT Foundation Japan 代表理事
野村證券にて国内、海外(ロンドン)勤務等を経て、2011年より米国ニューヨークにてAsahi Net International, Inc.を設立。同社代表取締役として、高等教育機関向け教育支援システム事業のグローバル化を推進。2014年より一般社団法人インパクトジャパンにて、エグゼクティブ・ディレクターとして、カタールフレンド基金の支援を受けた、東北での起業家育成・支援プロジェクト「INTILAQ」(インティラック)を主導、仙台市にINTILAQ東北イノベーションセンターを設立。2006年ハーバード大経営学修士(MBA)。変化が激しい社会の中で、常に学び続け、挑戦し続ける姿勢を持ち、スタートアップをキャリアの一つとして選択する人材を育成している。
今回のイベントでは、これまで長く地域に根差した事業を運営されてきた3名の登壇者それぞれの視点で、「多角化戦略と経営者マインド」についてお話いただきました。
今回も、質問アプリ「Slido」を活用しました。参加者の皆様からは、
・世界を脅かすことができる事業を東北で作っていくために何が必要だと思いますか?
・お三方の座右の銘を教えてください。
・「ロマンとそろばん」のどちらかが不足している時にどのような対処をすべきですか?
・「社長にしかできない定義」についてどう考えますか?
といった、マインドセットに関する質問や、
・コロナなどの経済危機を乗り越えた際のエピソードを知りたい。
・社内事業と分社化はどのような基準で分けていますか?
・事業の多角化をするうえで、現業とのシナジーは必ずしも持たせるべきですか?
といった具体的な質問など、多くの質問をいただき、参加者からの様々な質問をモデレーターの竹川氏にピックアップしていただき、各登壇者それぞれの視点でのコメントをいただき、これから経営に携わる方、支援者の方に多くの示唆を得ていただく機会となりました。
参加者の皆様からは、
・難しいテーマだがわかりやすく説明していただけた。
・経営者がどんなふうに考えてるのかを知る事ができ、大きな気付きを得た。
・非常に内容の濃いトークセッションだった。
・「まずやらない限りは何も見えて来ない」という登壇者の言葉は経営者になりきれていない中で心配していても仕方ないなと思った。
・自社のリソースを理解する重要性に気づくことができた。
・参加者の質問を拾って答えてくれるセッションが良かった。
・気持ちが大切。やり続けるというメッセージが刺さった。
など、ポジティブなフィードバックをいただきました。
また、後半の交流会では、登壇者と参加者が直接お話で切る時間を設け、大変盛況な会となり、今回のイベントをきっかけに、アドバイザリーボードメンバーに相談をしたいというお声も多くいただきました。
仙台スタートアップスタジオでは、今回ご登壇いただいた3名のアドバイザーを含めた様々な知見・経験を持った経営者に無料で相談いただける窓口を運営しております。
今後も今回のようなイベント、Webサイトでの記事発信などを通して、アドバイザリーボードを身近に感じていただける機会を積極的にご提供していきます。
今後もぜひ、仙台スタートアップスタジオのイベントに注目いただければ幸いです。
次回「アドバイザリーボードトークセッション」は2025年2月20日の開催を予定しております。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
ー次回のご案内ー
