REPORT
Sendai Startup Studio INNOVATOR’S MEETUP #18〜全国30都道府県でのスタートアップ対話録―同じスタートアップだからこそ見えてきた3つの学び―〜
開催日 2025年6月10日
「INNOVATOR’S MEETUP」は、スタートアップのためのワンストップ支援拠点「仙台スタートアップスタジオ」で開催されるセミナーとネットワーキングを組み合わせたイベントです。
多様な登壇者がスタートアップやイノベーションに関する経験やナレッジを共有します。スタートアップや新規事業の立ち上げを目指す方、スタートアップや起業家として活動されている方、大企業や地域の企業で働かれている方、スタートアップを支援する方など皆様が対象です。アーバンネット仙台中央ビル「YUI NOS」1Fのイノベーションスペースを中心に、月2回程度スタートアップに関わるセミナーやイベントを開催していきます。
令和7年度最初の開催となる通算18回目のテーマは、「全国30都道府県でのスタートアップ対話録 ―同じスタートアップだからこそ見えてきた3つの学び―」と題し、2025年6月10日(火)YUI NOS 1Fイノベーションスペースにて、株式会社ATOMicaが地方発スタートアップとして全国30都道府県でコミュニティづくりに挑戦しながら、スタートアップ支援活動を行ってきたリアルな経験から得た気づきを、3つの学びに凝縮して、代表取締役Co-CEO 嶋田瑞生 氏に熱く語って頂きました。
嶋田氏からは、学生時代の起業経験など現在に至るまでの原体験から始まり、全国各地域でのコミュニティづくりやスタートアップ支援を通して得た、気づきや学びをお話し頂きました。

株式会社ATOMicaがどんな“挑戦者”でどんな“支援者”なのか、両方の視点があるからこその“3つの気づき” について、目から鱗な情報が満載でした。

当日は支援者やスタートアップ起業家の方は勿論、学生の方の参加も多く、目をキラキラさせながら質問している様子が印象的でした。
参加者からの質問として、
- 起業家に会う機会が多いと思うのですが、起業家に向いている人など成功している人の特徴みたいなものはありますか?
- ファイナンスの各ラウンドで組織規模(社員数)はどのように拡大しましたか。どのロールから順番に採用したか、なども聞けると嬉しいです。
- 「少数性」に関連して、「先輩から可愛がられる」のはどのタイミング(創業◯年、会社が成長してある程度の規模になった時)だと思われますか?
- 大人に可愛がられる方法を教えていただきたいです。質問したいし、話してみたいけど何を言っているんだこいつはみたいに思われるかもと考えてしまいます。
- 初めて投資を受ける際、投資側から「こいつらはやれそうだな」と思ってもらえる説得力が必要だと思います。嶋田さんが投資家へ説明する際にどのようなことに気をつけていますか?
などの質問があり、盛んなディスカッションが展開されました。
また、参加者の声として
- 地方→他地方への展開が強いというお話、とても腑に落ち、自分自身へのエネルギーにもなりました。
- 企業を目指す学生からの質問を聞けたこと。もっと自分も熱い気持ちを思い出そうと思えた。
- 地方部、特に仙台は起業を後押しする土壌が豊かであること。また少数性、地域性、共感性に代表されるように、地方から地方へ展開することは負い目ではなくむしろ様々なアドバンテージを秘めていること。
- スタートアップでスタートアップ支援側の方の話を聞けること自体がレアなのでコワーキング事業を軸にした展開が勉強になりました!
- 今を全力疾走しているスタートアップ(嶋田さん)の生の声(心情、メンタル面など)が聞けてよかった。
など前向きな感想を沢山頂きました。
久々の開催ということもあり、参加者数も多く、令和7年度初回イベントとしてとても賑やかなスタートとなりました。
仙台スタートアップスタジオでは、引き続きスタートアップの方、支援者の方、スタートアップに関心のある方に役立つ情報発信を目的に、様々なイベントを実施いたします。
コラボレーションなども大歓迎ですので是非お声がけ下さい! 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!