REPORT

INNOVATOR’S MEETUP #14〜品川区×仙台市 スタートアップエコシステムの地域連携のあり方とは?〜

開催日 2025年1月15日

「INNOVATOR’S MEETUP」は、スタートアップのためのワンストップ支援拠点「仙台スタートアップスタジオ」で開催されるセミナーとネットワーキングを組み合わせたイベントです。

多様な登壇者がスタートアップやイノベーションに関する経験やナレッジを共有します。スタートアップや新規事業の立ち上げを目指す方、スタートアップや起業家として活動されている方、大企業や地域の企業で働かれている方、スタートアップを支援する方など皆様が対象です。アーバンネット仙台中央ビル1Fのイノベーションスペースを中心に、月2回スタートアップに関わるセミナーやイベントを開催していきます。

今年第1回目の今回は、東京・品川区でベンチャー・スタートアップの支援やコミュニティづくりに取り組むゲストをお招きし、仙台市とのスタートアップ支援の違いや課題などを浮き彫りにすることで、異なる都市間のスタートアップ連携の可能性を探るトークセッションを開催しました。

仙台市・品川区それぞれのスタートアップ支援の取り組み内容や特徴の紹介、外部から見たそれぞれの地域の取り組みの良いところ、それぞれが抱える課題、理想のエコシステムの循環についてなど、様々なテーマでトークセッションが盛り上がり、仙台市・品川区の今後の連携の可能性についても語っていただきました。

今回も、質問アプリSlidoを活用し、参加者の皆様からは、

・仙台市、品川区におけるスタートアップ支援について、5年後や10年後にどのような姿を目指しているのか伺いたい。

・自治体がスタートアップと組む中で、組織内(役所内)からの反発はありませんか。ある場合、どのように対処されていますか?

・自治体とスタートアップでは構造上意思決定スピードに差があると思いますが、何かコミュニケーションを取る上で工夫していることはありますか?

といったたくさんの質問をいただき、登壇者の皆様からも適宜参加者の皆様の質問にわかりやすく回答いただきました。

第2部では、品川区のスタートアップ3者によるピッチを実施しました。

1社目は、「攻めのGX事業へ~デジタルが拓く事業成長~」をミッションに活動する株式会社テックシンカー。

地球温暖化をはじめとする環境問題をテクノロジーの力を使って解決し、サステナブルな社会作りを目指す取り組みを目指す企業の支援を通し、「GXの推進が自社の収益に直結しない」という企業の課題を解決するプロダクトの紹介をしていただき、「GXで日本の経済成長を加速させる」という力強いメッセージを伝えていただきました。 2社目は、”『人が人らしく』はちょうどいいWell-beingに”をコンセプトに、土着性を活かした人間拡張技術でナビゲーション&ガイドサービスを展開するLOOVIC株式会社。

「毎日でも外出をしたくなるビジネス&日常使いの移動支援SNSプラットフォーム」があらゆるシーンで活用されている事例や、それによってユーザーが得られるWell-beingな世界観を共有いただきました。

3社目は、「飲みニケーションをDX化する」をコンセプトに、企業の人事における人間関係やストレスの課題を、既存のサービスとは違ったアプローチで解決する株式会社Work with Joy。

簡易的で直感で操作できるユーザーインターフェースの実現により、「人間関係」という重要な課題に対する解決策を提供し、様々な企業に導入されている事例と合わせてご紹介いただきました。

今回は、品川区との連携により、盛りだくさんなコンテンツを発信し、参加者の皆様からは、

・五反田バレーの方が率直に話してくださったため、スタートアップのニーズに対する理解が深まった。

・品川区と仙台市の課長たちが登壇したセッションが、地域による違いや共通項が分かって面白かった。

・トークセッションで行政の実務担当者が登壇し、掛け合いがなされた点は、非常に参考になるお話だった。

など、ポジティブな声をいただきました。

仙台スタートアップスタジオでは、今回のような他地域との連携も強化し、引き続きスタートアップの方、支援者の方、スタートアップに関心のある方に役立つ情報発信を目的に、様々なイベントを実施いたします。

今後もぜひご注目ください。

ー今後のイベントのご案内ー