仙台スタートアップスタジオは、仙台市雇用労働相談センター(ELCC)との共催による、フリーランス/個人事業主を対象とした労務に関する勉強会/ワークショップを実施しました。

今回は、フリーランスや業務委託で取引している個人事業主の皆様に関わる新たな法律として令和6年11月11日に施行された、「フリーランス・事業者間取引適正化等法」について社会保険労務士２名による講義と座談会を実施しました。

「多種多様な業界で活躍しているフリーランスとの業務委託取引について、「取引の適正化」と「就業環境の整備」の２つの観点から、発注事業者が守るべき義務と禁止行為についてお話いただきました。

この法律が施行された背景から、契約締結、業務遂行、報酬授受に至るまでの具体的な留意点について事例を交えてお話いただき、フリーランスが安心して依頼を受け、健全な取引を行ううえで重要なエッセンスを伝えていただき、参加者からは、

・法律の変更点などが判りやすかった

・あいまいだった点がはっきりした

・参加の方の質問がなるほどと思った

・法改正のポイントが理解できた

・新しい情報だったため、従業員を雇っている際に発生する機会も、逆のバージョンもイメージができた

・個人事業主と対応する際の参考となった

など、ポジティブなフィードバックをいただきました。

フリーランスや個人事業主として仕事をする中でつい後手に回りがちな”守り”の知識も、企業との健全な取引を行うために重要な要素であり、改めて労務を始めとした法律を知ることの大切さを考える機会となりました。

仙台市雇用労働相談センター(ELCC)は、国家戦略特別区域法に基づき、個別労働紛争の未然防止等を目的として設置された機関であり、雇用のルールに関する労使双方の不安や疑問を専門スタッフ（弁護士・社会保険労務士）に無料で相談できる場所です。

今後、仙台スタートアップスタジオとも健全な労使環境を整えていく一助として、連携してまいります。

仙台スタートアップスタジオでは、今後も様々な団体との共催で、起業家/スタートアップに関する様々なコンテンツをご提供いたします。

今後ともぜひご注目ください！